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ライブレポート

MUCC 孵化 2016/7/9 @ 京都FANJ

MUCC TOUR 2016 GO TO 20TH ANNIVERSARY 孵化 -哀ア痛葬是朽鵬6極志球業シ終T-

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衝撃だった。
M.A.Dが幕を閉じてから約3ヶ月、毎日ムックを聴いていた。YOUTUBEで見るライブ映像じゃ物足りず、DVDも買って見た。頭で覚えるのではなく身体に染み込ませるように手元にある楽曲は1曲も零さず聴いた。そして、迎えた、七月九日・京都FANJ

 

フロアに入ると男性二人が笑顔で「始まったら前行ってもいいっすよ?」と話している。横の女の子はフィンガーリングを付けた手で、きゅっと靴紐を結んでいた。

キャパ約600人、満員御礼のソールドアウト。夢烏がフロア内に入りきらず、通路にまで溢れている。久々に感じるライブ前特有の高揚感。ステージには、過去にリリースされたアルバムタイトルの頭文字を羅列したツアータイトルが掲げられ、期待は高まる。

 

暗転。SE「666」が流れ、メンバーが姿を現すと前に押し寄せる夢烏。イントロと同時に悲鳴に近い大きな歓声が沸いた「空虚な部屋」、そして「赤い空」。感情を吐き出すように言葉を紡ぐ達郎の声に重なるミヤのコーラスが艶かしい。「KILLER」で滅茶苦茶にされた後は、歌謡テイストのメロが特徴の「JOKER」へ続き、見せ場でもある逹瑯とミヤの濃厚な絡みに頭を抱える。

MCを挟み「謡声」や「悲しみとDANCEを」を披露。逹瑯が手を前へ差し出すように「我、在ルベキ場所」を歌い上げる。哀愁たっぷりな「カナリア」、そして「儚くとも」から「語り部の詩」といった楽曲でオーディエンスを魅了する。

長く、深くお辞儀をした逹瑯が、静かに「トリガー」と呟く。<MUCC QUEST VI ~天空のお兄さん~>の早朝ライブで初披露された新曲だ。ノンストップで、ミヤとSATOちがタイミングを合わせると「ハニー」のイントロに入る。少しニヤニヤしている逹瑯とYUKKEを横目に、アダムとイブがヤってイエスが生まれた。よかった。このあとに「はりぼてのおとな」をもってきたのは、わざとだろうか。おどろおどろしい不気味な音がフロアを包み込む。しかしどうしても<ムックの日チケット発売SPりは☆すた!ムック!>を思い出して”ふふっ”と笑ってしまう。悪いのはミヤくんだ。決して私が悪いわけじゃない、はず。

「この線と空」そしてMCを挟み、アカペラ始まりの「家路」、ミラーボールの演出が美しい最新シングル曲「ハイデ」と新旧織り交ぜた楽曲で構成されたセットリストに酔いしれる。どこか懐かしいメロディを残しつつも、20周年を見据えた彼らを象徴するような流れだなぁと感じた。勢いを加速するように畳み掛けた「ENDER ENDER」、「Mr.Liar」にフロアも大暴れ。逹瑯の叫び声が響き「TONIGHT」で本編は幕を閉じた。

 

アンコール。YUKKE、SATOち、逹瑯、ミヤの順に姿を現し、前日のタクシートラブルの話やガラケーにまつわるトークなどを繰り広げる。オーディエンスの熱気からか、フロアの空気が薄く普段よりも少し長めのMCタイムのあとは、YUKKE作詞作曲の新曲「CLASSIC」(9/14発売)、『T.R.E.N.D.Y』のおまけ曲「1997」! 会場がぎゅっとひとつになった「名も無き夢」、本公演を締めくくるのはライブの定番曲「蘭鋳」。曲中、逹瑯が全員を座らせ(本当に後ろまで全員座れた。すごい) SATOちのカウントで一斉にジャンプ! と共に前へ押し寄せる。最後の最後にフロアをぐちゃぐちゃにして、彼らはステージを去った。

 

 

M.A.Dからどっぷりとハマり、ようやくムック初ワンマンに足を運ぶことができて喜びでいっぱいである。こんなに気持ちのいい汗をかいたのも、感情的になったのも、興奮したのも久しぶりだった。少し前のARMAGEDDON VSシドでなぜ落ちなかったのか、もっと早くこの魅力に気付きたかったと何度も思ったが、後悔しても過去は戻ってこないので、私はこれから20周年を向かえる彼らを1年目ながら追い続けようと思いました。次は羽目を外さなければ岡山です。わくわく。