ライブレポート

MAVERICK DC presents DOUBLE HEADLINE TOUR 2016 「M.A.D」2016/3/13

MUCCとAKiがダブルヘッドライナーを飾り、彼らの所属事務所DANGER CRUEの頭文字をとったM.A.Dツアー。1/23の三郷公演を皮切りに各地を巡ってきた彼ら。ツアーも後半を迎え、事務所の大先輩でもあるHYDEもゲスト出演をした満員御礼の滋賀公演をレポートします。

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トップバッターで登場したのはAKi。昨年ソロ活動始動させた彼にとって、このM.A.Dツアーは初めての全国ツアーとなる。前半の大阪公演はフロントマンとしてまだまだ未熟な部分も多くもどかしい気持ちになったが、急成長を遂げていたーー。
定刻を少し過ぎたころ暗転と共に大きな歓声が沸くと、真っ白な幕の向こうで「Ray」を歌うAKiの影が映し出され、ぐっと彼の世界観に引き込まれていく。
「Fahreheit」と同時に幕が開き、「Be Free」とロック色の強い展開にオーディエンスも拳を上げる。1stアルバム『AIRES』、そして最新ミニアルバム『Ephemeral』で構成されたセットリストで、短いMCの後「FAIRY DUST」、「FREAK SHOW」で身体を揺らす。ベースソロでは、真っ赤なスポットライトに染められたAKiの姿に惹き付けられる。続く「Path of Ligh」ではどの会場よりも大きなクラップが鳴り響き、会場が1つになれた瞬間だった。
ライブも中盤を迎えるとアップテンポな構成から一転。アコースティックギターの温かい音色に柔らかい歌声が胸を打つ「Day1」。そしていつも以上に情感を込めた「LOOP」は美しいファルセットを交えながら声をマイクに乗せる。艶かしくマイクスタンドをなぞり魅了していく。ブレイクタイムを挟み、「In Vain」と「ジウ」では重厚でヘビーなメロディとAKiが醸しだす色気が絡みあう。
ここでギターの2人がステージを去るとBASS & DRUM SESSIONタイムへ。AKiは妖艶に激しくベースを奏でつつも、拳をあげ観客を煽る。何度見ても彼がベースを抱くように弾く姿はたまらない。
そして”一緒に歌ってください”と「Sing it Loud」を披露。スクリーンにコーラスの歌詞も表示され、オーディエンスも一緒になって歌う。さらに短い曲ながらもインパクトのある「ミッドナイト/狂騒/DARLING:」、ツインリードがかっこいい「Brave New World」の2曲をたたみ掛ける。AKiはマイクを通して歌うことをやめ、観客の目の前でベースを激しくかき鳴らす。ラストを飾るのは「The Inside War」。会場のボルテージは最高潮に達し、いい形でMUCCへバトンを渡した。

大阪の後に参戦した広島公演でAKiさんの成長っぷりに驚かされたが、”頑張っている”部分が見え隠れしている以上、MUCCや普段演奏をしているシドを超えるような余裕から生まれる伸び伸びとしたパフォーマンスを見ることは難しいと思っていた。けど、本公演は、正直今までのAKiとは大きな”差”を感じ、心の底からいいライブだったと思う。本当にいいライブが生まれた。きっとこのライブを通してまた一歩成長した彼にしか魅せることのできないパフォーマスを是非、次回の中野サンプラザでも見せ付けてほしい。